お役立ち情報 2026.09.10
もらった間取りプランはどう見る?後悔しない10のチェックポイントと比べ方もご紹介!

間取りプランを何社かから受け取ると、どれも良く見えて、どこを比べればいいのか分からなくなります。
図面には、部屋の数や広さよりも先に見ておきたいところがあります。
この記事では、もらった間取りプランを見るときに確かめたいこと、後悔しないための10のチェックポイント、そして数社のプランを比べるときの考え方をご紹介します。
□間取りプランを見る前に確かめたい4つのこと
図面を開いたら、部屋を見る前に、図面そのものに4つの情報が入っているかを確かめてください。
1つ目は方位です。北を示す矢印がなければ、日当たりも風の通りも判断できません。図面の「上が北」とは限りません。
2つ目は敷地の形と隣の建物です。土地の形が描かれていない図面は、その土地に置いたときに窓の前が隣の壁になることがあります。
3つ目は縮尺です。縮尺があれば、手持ちの家具や車が入るかを自分で測れます。
4つ目は、図面に描かれた家具の大きさです。ダイニングテーブルやソファが実際より小さく描かれていると、部屋が広く見えます。実寸で描き直してみてください。
この4つが揃っていない図面は、まだ「土地に合わせた間取り」ではなく「部屋の並べ方の案」の段階だと考えてください。
□間取りより先に、敷地の使い方が決まっているか
良い間取りは、間取りを描く前に決まっています。
敷地の方位、周りの建物、駐車スペース、北側斜線などの法規制。これらを先に固めずに間取りだけを描くと、あとで車の出し入れが窮屈になったり、北側を無駄に空けて土地代を捨てることになります。
図面に駐車スペースが描かれているか、車のドアを開けて乗り降りできる幅(1台あたり2.5m以上)があるかを見てください。
日当たりのいちばん良い南側に、窓のない収納や浴室、玄関が置かれていないかも確かめておきたいところです。
□後悔しない間取りの10のチェックポイント
*①窓の向きと、隣の家
リビングの大きな窓がどちらを向いているか、その先に何があるかを見てください。
南向きでも、すぐ前に2階建ての家があれば、冬の日は入りません。逆に、東や西の窓でも、前が開けていれば明るい部屋になります。
テレビの正面や背面に大きな窓があると、反射やまぶしさで昼間にテレビが見にくくなります。大きな窓はテレビとソファの横に置くのが基本です。
*②家事の一周と、子どもの「帰宅動線」
玄関から、洗面所、キッチン、洗濯物を干す場所、しまう場所まで、指でなぞってみてください。
一筆書きのようにつながっていれば、毎日の家事が短くなります。料理と洗濯を同時に進められるよう、キッチンから水回りと家族の衣類置き場が近いかも見どころです。
もう1つ、子どもが帰ってきてから親のいるLDKに着くまでの道筋を見てください。
その途中に、靴をしまう場所、手を洗う場所、ランドセルを置く場所が順に並んでいれば、「靴をそろえて」「手を洗って」と毎日言わなくても済む家になります。
*③家族が自然に集まる仕掛けがあるか
「リビングを通らないと2階に行けない」という間取りは、家族の顔を見る機会をつくるために勧められることがあります。
ただ、思春期の子どもは通ることを強制されると、挨拶もせずに駆け抜けて部屋にこもるようになりがちです。
北風で無理に脱がせるより、太陽で自然に脱がせる。腰かけたくなるベンチや、キッチンのそばにお菓子の置き場があるなど、自然と集まりたくなる仕掛けのほうが長く効きます。
*④収納の合計と、収納の作り方
部屋の数より、収納の合計の広さを比べてください。目安は延床面積の1割前後です。30坪の家なら3坪、畳で言えば6畳分です。
ただし、廊下の途中に0.5畳の収納を細かく作るより、大きなパントリーやファミリークロークに集約したほうが、扉や壁の費用が減って使いやすくなります。
階段下のように奥行きが深くて天井の低い収納は、手前の物をどかさないと奥が取れず、結局使われないことが多い場所です。
玄関のシューズクロークは、中央に通路、両側に棚の形がいちばん収納量を取れます。扉は高価なものより、ロールスクリーンで十分です。
*⑤寸法の目安を知っておく
広い狭いの判断には、目安の数字を持っておくと図面が読みやすくなります。
キッチンの幅は2,550mm以上、背面のカップボードは1,800mm以上、その間の通路は1,000mmほどあると2人がすれ違えます。
ダイニングテーブルは1人あたり幅600mm以上、4人掛けなら1,400〜1,600mm。テレビとソファの距離は3.5m以上。
洗面台の幅は900mm以上、トイレの奥行きは1,350mmほどで十分、お風呂は特別な希望がなければ1坪タイプで足ります。
玄関の土間は1,200×1,200mmが基本、玄関ポーチは雨に濡れないよう奥行き1,350mmほど。図面の数字をこの目安と見比べてみてください。
*⑥玄関からLDKへの入り方
玄関からLDKに入る扉を開けたとき、最初に何が見えるかを想像してください。
キッチンの足元や洗い物が真っ先に見える配置は、来客のたびに気になります。リビングかダイニングに面して入る配置が落ち着きます。
扉は引き戸にすると、開け閉めの場所を取らず、床のレールをなくせば掃除も楽になります。
*⑦水回りの分け方
洗面所と脱衣室が一緒だと、誰かがお風呂に入っている間は洗面台が使えません。洗面と脱衣は分けておくと、家族が増えるほど効きます。
脱衣室は、室内干しの場所を兼ねると洗濯の動線が短くなります。物干しの位置が頭や通り道に当たらないかも見ておいてください。
トイレはLDKに直接つながる位置を避け、扉を1〜2枚はさむ配置にすると音が気になりません。来客も使うトイレを階段下に置くと、天井が低くて窮屈です。
*⑧上下階の壁がそろっているか
1階と2階の図面を重ねて、2階の壁や柱の下に1階の壁があるかを見てください。
上下の壁がそろっている割合(直下率)が高いほど、地震のときに力がまっすぐ地面に伝わり、余計な補強費用もかかりません。目安は5割以上です。
2階が1階より外に張り出している配置や、凹凸の多い形は、外壁や屋根の面積が増えて費用が上がるうえ、構造も弱くなりがちです。
同じ床面積なら、凹凸のない総2階がいちばん丈夫で、断熱や気密にも有利で、費用も抑えられます。
*⑨将来の変化に対応できるか
30年、60年と住むあいだに、子どもの独立、在宅の仕事、世代交代と、暮らし方は必ず変わります。
作り付けの収納や固定の壁を作り込みすぎず、3畳ほどのシンプルな部屋を用意して、置き家具やキャスター付きのラックで対応できる余白を残しておくと長持ちします。
吹き抜けを作るなら、将来床を張れるように梁を通しておく、という考え方もあります。
*⑩設備の場所が先に決まっているか
エアコンの位置と、それで冷やせる広さ。扉が集まってスイッチを置く壁がない場所。2階の水回りの排水を通す配管の通り道。
これらは間取りが固まってから「入らない」と分かることが多く、部屋や収納が削られる原因になります。図面に描かれているかを確かめてください。
□予算は「やりたくなる場所」に寄せる
全部を良くしようとすると、予算はすぐに足りなくなります。
お勧めは、毎日やらざるを得ない家事を「やりたいこと」に変えてくれる場所に予算を寄せることです。気に入った調理器具が映えるキッチン、帰るのが楽しみになる外観の照明などがそれにあたります。
反対に、1.25坪の広いお風呂のように、掃除の面積と費用が増えるわりに満足度が上がりにくいものは標準で十分です。
メリハリのある予算配分は、35年のローンを払いながら「この家にしてよかった」と思い続けられるかどうかに直結します。
□数社の間取りプランを比べるとき
同じ要望を伝えたのに、会社ごとに違う答えが返ってきているところを探してください。
たとえば、A社は和室をリビング横に置き、B社は2階に置いた、というような違いです。
その違いが出た場所こそ、ご家族にとって本当に優先順位を決めなければいけないところです。
どちらが正しいかを決める前に、「なぜそうしたのか」を各社に聞いてみてください。理由をきちんと説明できる会社は、要望をよく聞いています。
もう1つ、図面と見積を並べて、延床面積と金額の関係を見てください。面積が同じで金額が違う場合は、含まれている工事の範囲が違うことがほとんどです。
□かがわの家.comの間取りの考え方
私たちは、間取りを描く前に、今の暮らしで困っていることと、朝から夜までの一日の動きをお聞きしています。
部屋の数や広さは、そのあとに決まるものだと考えているからです。
他社様からもらった間取りプランを一緒に見ながら、良いところと気になるところを整理するご相談も承っています。
その場でご契約やお見積のお話をすることはありませんので、お気軽にお持ちください。
□まとめ
間取りプランは、部屋の数や広さより先に、方位・隣の家・動線・収納・寸法・構造・将来の変化を見てください。
数社のプランを比べるときは、答えが分かれたところが、ご家族の優先順位を決める場所です。
図面の読み方に迷ったら、第三者の目を借りるのが近道です。
高松市周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。
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