新築やリノベーションを検討中の方にとって、収納スペースの量と設計は重要な要素です。
多くの人が理想的な収納スペースを求めていますが、具体的にどの程度のスペースが必要なのか、どのような設計が効果的なのかは明確ではありません。
この記事では、建物の床面積に対する理想的な収納スペースの割合と、新築時の収納計画における4つのポイントについて解説します。
□収納スペースはどのくらい必要?
理想的な収納スペースの割合、いわゆる「収納率」は、住宅全体の床面積に対してどの程度収納が占めるべきかを示す指標です。
戸建て住宅の場合、12~15%が目安とされています。
例えば、30坪の家であれば、3.6~4.5坪を収納スペースとして確保するのが理想的とされています。
しかし、これはあくまで目安であり、ライフスタイルや家族構成に応じて、必要な収納量は変わります。
□マイホームの収納設計で考えるべき4つのポイント
新築時の収納計画において重要な4つのポイントを見ていきましょう。
1:現在住んでいる家との収納量比較
まずは、現在住んでいる家の収納量と比較し、追加で必要な収納スペースを考えましょう。
特にライフステージの変化を考慮に入れ、将来的なニーズも予測しておくことが大切です。
足りない収納スペースが明確になれば、新築時に計画的に収納スペースを確保できます。
2:収納面積の他に奥行きや場所を考える
収納スペースの面積だけでなく、奥行きや設置場所も重要な要素です。
利用シーンを想像しながら、使い勝手の良い収納を設計しましょう。
例えば、キッチンでは調味料や食器をすぐに手に取れるように、リビングでは日常的に使用するものがすぐに取り出せるように配慮が必要です。
3:どこに何を収納するかを検討する
どのアイテムをどこに収納するかも、収納計画において重要です。
生活動線を考え、利便性の高い収納場所を設定しましょう。
衣類は寝室に近い場所、掃除用具はリビングや玄関に近い収納場所を確保するというように、日々の動線に合わせた収納場所の配置が求められます。
4:物に合わせた収納をイメージする
収納するアイテムに合わせて、最適な収納の奥行きや高さを考えることも大切です。
物に合わせた収納設計で、生活をより快適にしましょう。
例えば、長物を収納する場合は高さのあるスペースを、細かい物は小分けできる引き出し式の収納を考えるというように、収納する物の特性に合わせた設計が重要です。
□まとめ
理想的な収納スペースは、ただ単に広さを確保するだけではなく、その設計や配置にも工夫が必要です。
収納率の目安を参考にしながら、自分たちの生活スタイルに合った収納計画を立てることで、より快適な住空間を実現できます。
新築やリノベーションを検討している方は、今回紹介したポイントを参考にして、理想的な収納スペースの実現を目指してください。
高松市周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。