「縁側」と聞くと、昔の家を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
最近は縁側のある家を見かけることも少なくなりました。
しかし、縁側は休憩スペースになるのはもちろん、家づくりにおいて大切な役割を担っています。
そこで今回は、縁側の役割・魅力を、歴史と共にご紹介します。
この記事を参考に、縁側づくりを検討してみてください。
縁側にはどんな役割があるの?
縁側の役割は、家族や友人が集まる休憩スペースになるだけではありません。
縁側には種類があり、代表的なものは「くれ縁」と「濡れ縁」です。
くれ縁とは、雨戸や窓の内側にある縁側のことで、家の中にあります。
雨が降っても濡れることがなく、縁側で過ごせます。
また、広いくれ縁のことを「広縁」といい、家具を置いてくつろぐ空間を作ることも可能です。
そして濡れ縁は、壁や雨戸の外側にある縁側のことで、雨が降ると濡れてしまうことからこのように呼ばれています。
濡れ縁は、家に固定されておらず独立しています。
そのため、ホームセンターで既製品を購入したり、DIYすることで後からつけることも可能です。
縁側を作ると、屋外と室内の間に空間を生み出すことができます。
特にくれ縁の場合、この空間があることで、夏場は直射日光をさえぎり、冬場は冷気を遮りつつ日差しを確保できるため、省エネにつながります。
また、縁側を部屋と同じ高さで設置することで、部屋を広く見せる効果があります。
さらに、床材や雰囲気を統一させることでより部屋と縁側の一体感が増し、開放感のある空間づくりができます。
縁側の歴史を少しだけ紹介!
縁側の起源は、平安時代の母屋周囲に巡らされていた「ひさしの間」といわれています。
「ひさしの間」は、儀式や宴の場などを行う場所として使われていたと考えられています。
その後、書院造りの住宅にも広縁が取り入れられ、住居の機能の発展に従い、外側に建具を入れて室内化した縁側が廊下として使用されるようになりました。
縁側は、夕涼みをしたり、お月見をしたりと、季節の移り変わりを楽しむことが可能な場所。
縁側でゆっくりしながら季節を感じてみませんか。
まとめ
今回は、縁側の役割・魅力、そして歴史を紹介しました。
時間があわただしく過ぎていく現代だからこそ、縁側を作って、家族でゆっくりとした時間を過ごしませんか。
当社は、高松市周辺で家づくりのお手伝いをさせていただいております。
高松市周辺で家づくりを検討されている方、ぜひ一度当社にご相談ください。