床の小さな傷は生活していれば自然についてしまいますが、新築ならばできるだけ傷は避けたいものです。
そうならないための対策にはどのようなものがあるのでしょうか。
対策を施す前には、フローリングの構造を把握しておくことが傷の予防につながります。
これから新築に入居する予定の方はぜひ、生活を送る前に実践してみてください。
□床にはどのような種類がある?
床には大きく分けて以下の3種類の材料があります。
•無垢
•複合
•シート
無垢は、木材を決められた形状に切り出したもののことです。
次に、複合は合板という薄い木製の板を貼り合わせた基材の表面に突板と呼ばれる木目の美しい板を貼り合わせたものです。
最後にシートは、合板の基材に樹脂や紙に木目を印刷した化粧シートを貼り合わせたフローリング材で、耐水性や耐スクラッチ性に優れています。
□新築の床に傷をつけないようにするための対策をご紹介!
新築の床に入居早々傷がついてしまったら、ショックですよね。
小さな傷はどうしてもついてしまいますが、できるだけ最小限な傷にするためには、事前に対策することが重要です。
*マットやラグなどで床を保護
床にマットやラグなどでカバーすることで、傷がつく可能性をかなり低くできます。
例えば、ダイニングテーブルの下にマットやラグを敷けば、椅子を引きずってできる傷やテーブルから落ちてしまったことでつく傷を防げます。
特に子どもが遊ぶ場所やペットが通る場所は、タイルカーペットを敷いておくと良いでしょう。
また、椅子の脚にはカバーをつけ、家具の下にはフェルトを貼っておくと、動かしたときに傷がつきにくくなります。
入居する前に傷がつきそうな場所を予測して、あらかじめ床を保護するのがポイントです。
*フロアコーティング
マットやラグで床をカバーする方法以外にもフロアコーティングという方法があります。
これは床にツヤを出し、硬い膜でコーティングします。
そうすることで、傷がつきにくくなるだけでなく汚れも取れやすくなり、掃除が楽になります。
初期費用はかかってしまいますが、一度コーティングすると、メンテナンスの手間も省けます。
□まとめ
新築の床が入居後すぐに傷ついて落ち込まないようにするために、できるだけ事前に対策しておきましょう。
その対策としては、マットやラグなどで床を保護したりフロアコーティングしたりする方法があります。
また、床に傷がつきそうな部分はあらかじめ把握しておくことが大切です。