リビングを作ると、「思っていたよりも狭い」ということがよくあります。
そのため、リビングを作る際には「広く作る」というよりも「広く見せる」ということが大切になります。
今回の記事ではリビングを広く見せるための要素と広く見える間取りを作るための方法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□リビングを広く見せる間取りの要素とは?
部屋が広く見える要素は以下の2つです。
*天井が高い
部屋の広さは床の面積ととらえがちですが、高さも影響します。
天井を高く作ることで、上方向に視界の広がりができるため、部屋全体を開放的に感じさせられます。
また、天井を高くする以外にも、天窓をつけて光を取り入れることによってさらに部屋が広く感じられるでしょう。
*内装の色が明るい
天井や壁、床は室内に占める面積が多いです。
面積が大きい部分の色を明るくすることによって、室内が広く見えますよ。
一方で、黒やダークブラウンのような暗い色を使うと空間が引き締まって見えます。
以上の2つの要素が部屋の広さに直結しているということを把握しておくだけでも十分に広い間取りづくりを実現できるでしょう。
□リビングが広く見える間取りを作るには?
この章では、リビングが広く見える間取りのコツについて説明します。
1つ目は、LDKが見渡せる配置にすることです。
リビングからダイニングキッチンを見渡した時に視界を遮る壁や家具がないと空間が広く見えます。
左右の壁の位置を揃えることによって視界が広く見えます。
2つ目は、他の用途の空間とつなげることです。
例えば、リビングの隣にある空間をリビングとつなげることによってリビングを広く見せられるでしょう。
畳コーナーやワークスペースをリビングとつなげると通常の広さよりも広くなって見えます。
3つ目は、高さのある窓やドアを取り入れることです。
高いサッシやドアを採用することによって空間を広く感じさせるという方法もあります。
縦方向に長い家具は天井を高く感じさせる視覚効果があり、これによって部屋が広く見えるのです。
以上の3つのコツを参考にすることによって同じ面積の部屋でもかなり広さが違って見えます。
□まとめ
今回はリビングを広く見せるための間取りについてご紹介しました。
リビングの広さは床の面積ではなく、床の面積に加えた天井の高さも影響します。
リビングの間取りで迷われている方は面積を広くするのではなく、広く見せるための工夫について考えてみてくださいね。