新築を建てる際に悩むポイントの一つが、オール電化にするかガス併用にするかです。
どちらもメリットとデメリットがあり、一度決定してしまうと後から工事をやり直す際に大きな費用がかかってしまいます。
今回は、オール電化とガス併用の違いについてそれぞれの特徴を解説します。
本記事を参考に、両者の特徴を押さえて、最適な選択ができるようになりましょう。
□オール電化とガス併用の違いとは?
*オール電化とは
オール電化とは、その名の通り、住宅におけるエネルギーをすべて電力で補うことを指します。
具体的には、ガスコンロの代わりにIHコンロを導入したり、給湯器をエコキュートにしたりすることなどが挙げられます。
*ガス併用とは
ガス併用とは、住宅のエネルギーを電力とガスの両方から補うことを指します。
また、ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。
両者の違いはその供給方法が異なり、都市ガスは配管を通って、プロパンガスはガスを詰めた容器から自宅にガスを送ります。
都市ガスに比べてプロパンガスの方が高価です。
□新築はオール電化とガスのどっちが良い?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!
・オール電化のメリット
1.光熱費を一元管理できる
オール電化では光熱費が電気代のみとなるため、光熱費の管理が楽になります。
2.火事のリスクを抑えられる
ガスコンロとIHコンロの違いのように、ガスに比べて電力は火を使わない分、火災のリスクが下がります。
3.キッチン掃除が楽
IHコンロは平らな形状をしているため、ガスコンロに比べ掃除が楽になります。
・オール電化のデメリット
1.初期費用がかかる
オール電化はガス併用に比べて初期費用が高くなります。
2.電力に依存する
停電時はほとんど何もできない事態に陥る可能性があります。
3.昼間の電気代が高い
電気料金は、昼間が高くなる傾向があります。
全てのエネルギーを電力に頼っている場合、昼間の使用電力が多いと電気代が高くなります。
・ガス併用のメリット
1.停電時もコンロなどを使用できる
例えばコンロが乾電池式の場合、停電が起こっても使用可能です。
2.昼間の電気代を抑えられる
電気料金が高い昼間でも一部のエネルギーをガスで補っているため、電気代の節約につながります。
・ガス併用のデメリット
1.火事のリスクが高まる
火を使用する分、火災のリスクは高まります。
2.ガスが止まることもある
ガスが止まった際は、復旧までにある程度の時間を要します。
□まとめ
オール電化とガス併用の違いについてご理解いただけたでしょうか。
オール電化とガス併用は、それぞれにメリットとデメリットがあります。
それらをしっかりと把握した上で、どちらにするかを決めてくださいね。